品質分析ビュー
ISO 25010 品質特性カバー率レーダー、網羅率 KPI、懸念パネルでテスト計画全体の品質を俯瞰する画面です。
画面の構成
1. 品質特性カバー率レーダー(ISO 25010)
- 観点に割り当てた品質特性を 8 主特性ごとに集計し、レーダーチャートで可視化
- 「特性ごとに観点が何件あり、そのうち成果物に紐づいているのは何件か」を比率で表示
- 8 主特性すべてを表示します
- 観点の品質特性割当が偏っている / 一部特性が空白の場合は警告バナー表示
2. 網羅率 KPI カード
- 観点網羅率: 紐づけ済み観点 / 全観点(%)
- 成果物網羅率: 紐づけ済み成果物 / 全成果物(%)
3. 懸念パネル
以下のテスト計画上の懸念を自動検出し、件数バッジ + 詳細リスト表示します。
| 懸念 | 内容 |
|---|---|
| 未紐づけ観点 | どの成果物とも紐づいていない観点(根拠不明) |
| 未参照成果物 | どの観点からも参照されていない成果物 |
| 品質特性の偏り | 特定の品質特性に観点が極端に偏っている |
| 上流工程未設定のテスト工程 | 対応する上流工程が設定されていないテスト工程 |
| テストで参照されない上流工程 | どのテスト工程からも参照されていない上流工程 |
| 複数上流に対応するテスト工程 | 1 つのテスト工程が複数の上流工程に対応しており、観点の粒度が粗い可能性がある |
| 対応外の成果物への紐づけ | テスト工程の対応外の上流工程の成果物に観点が紐づいている(V字モデルの整合性違反) |
各懸念を開くと、該当する観点や成果物の名前が一覧で確認できます。
4. レポート出力
「レポート出力」ボタンから Excel(.xlsx)/ PDF で品質分析レポートをダウンロードできます。工程一覧・観点一覧・成果物一覧を含めるかどうかを選べます。トライアル期間中も利用できます。
アジャイルプロジェクトの場合
開発モデルに アジャイルテスト を選んだプロジェクトでは、上流成果物との紐づけがないため、トレーサビリティマトリクスの代わりに次の構成で表示されます。
KPI(4 タイル)
| KPI | 内容 |
|---|---|
| 品質特性カバー率 | 観点が 1 件以上割り当てられた主特性の数 / 8 |
| テストタイプ数 | 全体 / Scrum 内 / Scrum 外 |
| テスト観点数 | 全体 / Scrum 内 / Scrum 外 |
| 自動テスト対応観点 | 「自動化」を付けた観点の数(全体 / Scrum 内 / 外) |
レーダーチャートと懸念パネル
レーダーチャートは V字モデルと同じく ISO 25010 の 8 主特性で集計します。懸念パネルにはアジャイル特有の項目が加わります。
| 懸念 | 内容 |
|---|---|
| テストタイプが未登録の象限 | 4 象限のうち空のものがある |
| 観点が未登録のテストタイプ | 追加したテストタイプに観点がない |
| Q1 に Scrum 外 / 内外両方のテスト | Q1(技術的 × チーム支援)はスプリント内での自動実行が前提 |
| Q1 に自動化観点がない | Q1 の観点がすべて手動のままだと保守性・アジリティに影響する |
| Q2〜Q4 が過度に自動化 | 象限内の観点がすべて自動化されている。探索的テストや UX テストは人手が前提 |
| Scrum 内外両方の観点 | 実施主体が曖昧になるため、観点単位での分割を推奨 |
| Scrum 内に偏っている象限 | 象限内の観点がすべて Scrum 内で、専門チームでの実施を検討する余地がある |
Scrum チーム責務マップ
4 象限のミニグリッドに、各象限の Scrum 内 / 外の比率を重ねて表示します。象限をクリックすると、その象限のテストタイプと実施主体の内訳が見られます。
DoD(Definition of Done)ひな形
右上の 「DoD プレビュー」 を押すと、Scrum 外を除く観点を「象限 → テストタイプ → 観点」の階層でチェックリストにした Markdown が表示されます。自動化を付けた観点にはカバレッジ基準(例: C0 80%)が添えられます。「.md をダウンロード」 か 「クリップボードへコピー」 で、Slack / Notion / Confluence などのスプリント計画に貼り付けて使います。
活用方法
- テスト計画レビュー時: 懸念パネルを開き、未紐づけ観点 / 未参照成果物が多すぎないかを確認
- 品質確認会議: レーダーチャートで「セキュリティ / 性能効率性などの非機能特性が薄い」を可視化して議論
- テスト工程の進捗把握: 網羅率 KPI で全体進捗をモニタリング
関連ヘルプ
- テスト観点定義(品質特性割当の方法)
- 4 象限戦略ビュー(アジャイルテスト)(テストタイプと Scrum 内 / 外の設定)
- トレーサビリティマトリクス(紐づけ操作)
- 設定とデータ管理(エクスポート・トライアル期間)